45歳の彼は、10年前に母を亡くし
父と二人の生活を続けていた。
円満な人柄は、人望も厚く
父も すこぶる健康で家事をこなし彼を支えていた。
突然の電話は、父上の脳梗塞発作と
介護の状況を伝え、結婚の先延ばしを言葉少なに語った。
心ゆくまで介護をしてほしいが
時は止まってくれないから、介護と同時に
家族の安泰を見せることも大切だと伝えた。
今の親孝行、そして、少し先に孫を
見せられる孝行、どれも大切。
親の介護で結婚を見送る人は年々、増えている。
今、自分に出来る
自分にしか出来ないことに精進すれば
いつか幸せが形になるはず。
今、大変だけど大事な時。
寂静 著
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