「お嬢さんを幸せにします。結婚させて下さい。」
「娘を幸せにしてくれよな」
なぁんて、快い返事を頂き涙ぐむって
良い話だけど、彼は断られた。
あれほど言ったのに、彼は、
屁理屈をこねたのである。
娘の親が結婚を了承する理由は
娘が本当に彼を好きなんだなぁって
本人の口から それを確認する事。
彼がどんな素敵な人だとしても
それは余り関係ないのだ。
ひたすら言葉少なく、頭を下げて幸せにするのだという
覚悟を伝えればいいのに、これこれこうだから…
だから、こうして…なんて 言わなくても良い。
人柄の良さは長い時間の中で
これから伝わるし。
寂静 著