元気だった父は
多少の風邪ぐらいでは
病院なんかに
行く人ではなかった。
「苦しい」と 救急車を要請し
検査入院をした結果、
いくつかの病が見つかった。
心臓は、かなり弱っていたとも聞いた。
彼は 婚約した彼女の写真を
引き延ばして
病床の父に 見せた。
判らないかも知れないけど、と。
途絶えそうな意識の中で、
父は
その写真を、
見たような気がする。
彼の健気な思いに
受話器を置いてから
涙が止まらなかった。
安心しているよ、きっと
喜んでいるよ、きっと。
そして 彼女の顔も 判った・・さ。
そして 幸せになれよって 言ってるよ。
今 あなたは 大変な時だけど
そして今 あなたは
一番大事な時なのかも知れない。
そんな 今の「時」を
大切に 過ごしてほしい。
婚約 おめでとう!
《埼玉優良結婚相談認定》 寂静院 寂静